女性生殖器について

 男性と比較をすると、複雑で芸術的な機能を演じるのが女性の生殖器。特に卵巣の働きは卵子を作り出すことなのですが、この過程について少々説明しておきましょう。

 卵巣には約40万個の卵祖細胞があり、思春期から閉経まで仮に30年間とすれば、約400個の卵子が排卵されることになり、これが無くなると閉経にいたります。

 思春期になると、卵巣の内側にある一つの卵胞から、卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、その中の卵祖細胞が卵子へと成長して飛び出します。これが排卵といわれるものです。

排卵の図

 排卵された卵子は卵管の先端にある、卵管采にキャッチされて、卵管を通って子宮に送り込まれる原理です。

 それと、意外に知られていませんが、排卵後の卵子は卵管采によってピックアップされるのですが、とても高度で難しい行程です。つまり、排卵がされても、卵管采がつかみ取らなければ受精以前の問題なのです。このメカニズムは今だに不明ですが、不妊症の一番の原因ではないかとも言われています。

 妊娠の場合には、卵管にはいってすぐの膨大部で受精して、発育しながら卵管を通って子宮に到達します。

 排卵受精着床

 排卵後は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌はなくなり、それに変わって卵胞は黄体に変化して、黄体ホルモンが分泌されます。卵胞ホルモンは子宮粘膜を増殖させる働きがありますが、こちらの黄体ホルモンは子宮粘膜を更に肥厚させ、そこが充血し海綿状にする働きがあります。

 つまり、黄体ホルモンによって、受精をした受精卵の床づくりをするというわけです。しかし、子宮粘膜に着床がされなければ、この黄体は吸収されて、黄体ホルモンの分泌がなくなり、子宮粘膜は剥がれて出血して排出されます。これが月経です。

 子宮粘膜に着床されなければ、この黄体は吸収されて、黄体ホルモンの分泌がなくなり、子宮粘膜は剥がれて出血して排出されます。これが月経です。

 このことからも、月経というのは、受精されなかった無精卵の流産ということにもなります。

 そして今度は次の卵胞が活躍し始める。この周期が25〜35日の周期で繰り返されるのです。