腎臓について

 肺や卵巣と同じように、腎臓は2個体内に所有しています。無駄に持っているのではなく、人体にとってそれだけ重要な器官なのです。

 腎臓の位置は意外と知らない人が多いようですが、腹部というよりは背部に位置しており、お臍と乳房の真ん中の高さ辺りにあります。形状はそら豆によく似ており、握りこぶしより一回り小さなサイズです。

腎臓

 腎臓の機能は、体内から出た排出物を外に出すことで、老廃物、尿素、塩分は血液によって腎臓まで運搬され、フィルターのように濾し取り、対外へ排出又は再吸収をします。

 例えば、水分を多く摂ると体内濃度が薄くなり、これを一定に保たなければ最悪命に関わります。そこで腎臓が仕事をし、尿を作り出してトイレが近くなるのです。

 このように、適時に不要なものを排出し、必要な時には排出を抑えて再吸収を行い、一定の環境をコントロールしてくれているのです。

 また、血圧が高くなると腎臓の血流が増して、尿量も多くなり、血圧が低いと尿量は減ります。また、カフェインも血管を拡張させますので尿量が増えます。

 尿には、食塩をはじめ、尿素やアンモニアが含んでいます。面白いことに、この比重や浸透圧は、海水とほぼ同じものです。つまり、のどが渇いて海水を飲んだとしても、喉の乾きがおさまらないということになります。

 これらのことからも、進化の過程でご先祖様は海に住んでいたという仮説により一層信憑性が出てくるのです。

 尿の約95%は水分ではありますが、独特の臭いがします。この臭いのもとは、窒素分であり、尿素、尿酸、クレアチン、アンモニウムであり、これらは蛋白質が分解された結果発生するものです。

 膀胱の容量は約500ミリリットルで、半分程貯まると尿意を感じ始めます。伸縮が出来ますので、実際に500ミリリットル以上の尿が出たからといって、異常なわけではありません。